WordPress 7.2のBeta 2が2026年10月27日に公開されました。Beta 1(10月20日)から1週間での2回目のテスト版で、Abilities API、DataViews / DataForm、REST API、管理画面のアセット読み込みとアイコンまわりに手が入っています。正式版は12月8日の予定です。
Beta 2の変更点:4つの領域
公式ニュースの告知は、Beta 2の変更点を件数では示していません。Beta 1以降に対応された課題は、Tracで10月20日以降にクローズされたチケットと、Gutenbergの7.2ブランチのコミットで確認できる、という案内になっています。そのうえで、告知本文から整理すると、名前が挙がっているのは次の4領域です。
- Abilities API:コンテンツのクエリ、必要な権限(capability)の指定、スキーマ処理とパーミッションの改善
- DataViews / DataForm:サーバー側で登録する仕組みが新たに加わり、開発者がWordPressの画面を拡張しやすくなる
- REST API:柔軟性の向上
- 管理画面:アセット読み込みの改善と、管理画面アイコンのSVGへの移行
全体として、管理画面と開発者向けAPIにまたがる機能強化とバグ修正、細かな調整が中心です。
本番サイトには入れず、試す方法は4つ
告知は「このベータ版はテストと開発のためだけのもの」と明記し、本番環境や業務で重要なサイトへのインストールを避けるよう求めています。試すなら、テスト環境かローカルサイトで行ってください。公式が挙げている方法は次の4通りです。
- WordPress Beta Testerプラグイン:「Bleeding edge」チャネルと「Beta/RC Only」ストリームを選ぶ
- zipファイルの直接ダウンロードとインストール
- WP-CLI:
wp core update --version=7.2-beta2 - WordPress Playground:ブラウザ上で動くインスタンスで、セットアップは不要
不具合を見つけたときは、サポートフォーラムの「Alpha/Beta」エリアで共有できます。再現手順をまとめられるなら、Tracでも報告を受け付けています。報告前に、既知のバグ一覧で同じ問題が出ていないかを確かめておくと、重複が減ります。
次はBeta 3、11月3日に予定
Make Coreの10月28日のDev Chatアジェンダには、Beta 2が10月27日に公開されたこと、Beta 3が11月3日に予定されていることが書かれています。RCの日付や正式版の日付は、そのアジェンダには載っていません。正式版は2026年12月8日の予定で、これは公式ニュースの告知にある日付です。詳細なスケジュールは、告知がリンクしているリリーススケジュールのページで確認できます。
日程は変わることもあるため、テストの予定を立てる際は、Make Coreの最新の告知を見てください。
Beta 1からの流れと、Beta 2時点の位置づけ
Beta 2は、Beta 1を土台に、機能強化・バグ修正・調整を重ねた版です(原文は “builds on the first beta with additional enhancements, bug fixes, and refinements” と説明しています)。Beta 1の内容は、当サイトのWordPress 7.2 Beta 1公開、Secrets APIなどを搭載にまとめています。スケジュールの全体像は、WordPress 7.2は12月8日リリース予定、10月20日にBeta 1で確認できます。Beta 2の告知は変更点の列挙が短いため、Beta 1からの流れを知っておくと、どこが磨かれている段階なのかをつかみやすくなります。
ベータ版は、リリースごとに内容が変わります。Beta 2で入った変更が、Beta 3やRCで取り下げられたり、調整されたりすることもあります。記事や社内資料にメモを残すときは、「Beta 2時点」と書き添えておくと、あとで読み返したときに混乱しません。
テーマ・プラグイン開発者が確認したい点
私見では、Beta 2で最初に見ておきたいのは、自作プラグインが管理メニューに出すアイコンです。告知は管理画面アイコンのSVGへの移行を挙げており、Dashiconsのフォントを前提にCSSで擬似要素を上書きしているコードは、表示が変わる可能性があります(影響範囲は告知に書かれていないため、推測です)。DataViews / DataFormのサーバー側登録は既存の画面を変える変更ではなく、新しい拡張の入口なので、自作の一覧画面をこの仕組みに載せられるかを、今のうちに検討しておく価値があります。Abilities APIを使っているコードは、Tracのクローズ済みチケットとGutenbergのコミットの両方で、Beta 1以降の差分を確かめてください。RC 1(11月17日)で文字列が凍結される予定なので、気づいた点をTracに上げるなら、Beta 4(11月10日)までの間が現実的な期限です。
出典
- WordPress.org News:WordPress 7.2 Beta 2(2026年10月27日)
- Make WordPress Core:Dev Chat Agenda – October 28, 2026
2026年10月28日時点の情報です。

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