WordPressは世界中で多くのサイトに使われているため、攻撃の対象にもなりやすいCMSです。このチェックは、8つの質問に答えるだけで、WordPress本体とプラグインの更新、PHPのバージョン、管理者のログイン、二要素認証、バックアップ、SSL、自作テーマの書き方から、あなたのサイトの安全度を100点満点で採点し、優先して直すことを一覧にします。
安全度チェックでわかること
- 安全度の点数:8つの項目を100点満点で採点し、3段階で判定します
- 優先して直すこと:点数の低い項目から順に、具体的な対策を表示します
- できていること:すでに対策できている項目を確認できます
採点のしくみ
WordPressのサイトが乗っ取られたり改ざんされたりする原因の多くは、古いままのプラグインやテーマ、推測されやすいパスワード、サポートの終わったソフトウェアです。このチェックは、その原因になりやすい順に配点を大きくしています。
| 項目 | 配点 | 満点の条件 |
|---|---|---|
| WordPress本体の更新 | 20点 | 自動更新・出たらすぐ更新 |
| プラグインの状態 | 15点 | 必要なものだけで、すべて最新 |
| バックアップ | 15点 | 定期的にとり、復元も試した |
| PHPのバージョン | 12点 | 8.3以上 |
| ユーザー名とパスワード | 12点 | 推測されにくく、長い |
| 二要素認証 | 10点 | 使っている |
| SSL(https) | 8点 | httpsで表示 |
| 自作テーマの書き方 | 8点 | エスケープ・nonceを確認 |
判定は、80点以上が「安全度は高め」、50〜79点が「見直しが必要」、50点未満が「早めの対応が必要」です。
まず押さえたい対策
更新とバックアップ
セキュリティの修正は更新で配られるため、本体・プラグイン・テーマを最新に保つことがいちばんの対策です。更新で不具合が起きたときに戻せるよう、バックアップとセットで運用しましょう。手順はWordPressの更新手順とWordPressのバックアップにまとめています。
PHPのバージョン
PHPは各バージョンにサポート期限があり、期限を過ぎるとセキュリティの修正が出なくなります。2026年10月時点では、PHP 8.1のサポートはすでに終わり、8.2も2026年12月末に終わる予定です。切り替えの前には、テスト環境でテーマとプラグインが動くか確かめてください。
自作のテーマ・プラグイン
自分でコードを書く場合は、画面に出す値のエスケープ(esc_html・esc_attr・esc_url など)、フォームのnonceの確認、入力値の検証が欠かせません。関数の使い方はWordPress関数リファレンスで確認できます。
よくある質問
- Q. 安全度チェックは無料ですか?
- A. 無料で、登録も不要です。8つの質問に答えると、すぐに結果が表示されます。サイトのURLやログイン情報を入力する必要はありません。
- Q. チェックの結果をあとで見返せますか?
- A. 結果の画面の「結果のURLをコピー」で、同じ結果を表示するURLを保存できます。制作会社や担当者と共有することもできます。
- Q. 100点なら攻撃されませんか?
- A. このチェックは運用の状態を確かめる目安で、サイトの脆弱性を実際に検査するものではありません。100点でも、新しい脆弱性が見つかることはあります。更新のお知らせを確認し、対策を続けることが大切です。
- Q. WordPressを更新しないとどうなりますか?
- A. 公開された脆弱性を狙った攻撃を受けやすくなり、サイトの改ざんや、不正なページの設置、情報の流出につながることがあります。
編集部の見解
WordPressのセキュリティで大切なのは、特別なプラグインを入れることよりも、更新・バックアップ・強いログイン情報という基本を毎月続けることです。点数の低かった項目から1つずつ直し、3か月後にもう一度チェックして、点数の変化を確かめてみてください。