WordPress 7.1の振り返り公開、次回に向けた9つの提案

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7.1「Mary Lou」の振り返りが公開、次のリリースに向けた9つの提案

WordPressコアチームのブログ(Make WordPress Core)に、2026年10月19日、「Recap: WordPress 7.1 “Mary Lou” Retrospective」が公開されました。WordPress 7.1のリリースに関わった人への振り返りアンケートと、元の投稿へのコメントをまとめた記事です。筆者はBenjamin Zekavica氏で、レビューは@annezazu氏が行っています。

コードの変更点の記事ではありませんが、プラグインやテーマの開発者にとっては、「次のリリースで開発者に何が求められそうか」を読み取れる内容です。記事自身も、まとめた内容は「今後のリリースで心に留めておく提案」であり、実施が決まった事項ではないと断っています。この前提を外さずに、要点を整理します。

続けたい点:週次のチェックインとセキュリティ監査

回答者が「続けたい」としたのは、次の点です。

  • リリースパーティーと、週次のチェックインの習慣
  • セキュリティアップデートを含む、リリースの全期間を通したコミュニケーション
  • セキュリティ監査。既知の、危険度の高いHackerOneの報告を、デプロイ前にすべて対処できたこと
  • 役割ごとのタスクリスト

開発者にとって目を引くのは、セキュリティ監査の点です。リリースの安全性が気になる開発者にとって、この振り返りで、知られている重大な報告を出荷前に片づけられたことが、良かった点として挙がっている点は参考になります。

足したい点:dev note、早めのUI共有、ホスティング事業者を含むテスト

追加したい点としては、次のものが挙がっています。

  • release squadのキックオフコール(チームづくりに有効で、時差が許す限り続ける)
  • ユーザー向けドキュメントを重視し、期限内に仕上げること
  • ブロックエディターの、ユーザーに見える画面の変更を、もっと早く周知すること。記事は、ElementsパネルやGIF動画ブロックのバリエーションが、主にdev noteで説明されたと例を挙げている
  • 開発者が、dev noteやField Guideの対象になるチケットに自分でしるしを付け、dev note自体も書くこと
  • ホスティング事業者などを招いた、より広いテスト(AIプロンプトの提供を含む)

プラグイン・テーマを作る人には、dev noteの書き手側に回る話が直接関係します。自分が関わった変更のチケットに、dev note対象のしるしを付け、説明も自分で書くことが、次のリリースに向けた提案として挙がっています。

見直したい点:ライブ公開と、時差の重なり

変更・削減・削除したい点としては、イベントに合わせたライブ公開が挙げられました。回答者の一人は、ストレスに見合わないと感じ、squadのメンバーも同意しています。再びイベントに合わせるなら、合意したスケジュールと手配に全員が従うことが重要だとされています。このほか、次の点が挙がっています。

  • メンバー間の時差が重なる時間を、可能な範囲で増やすこと
  • 公式のDocs(ドキュメント)ロールの復活。リリース中のドキュメント作業が多く、経験者が少ない
  • リリースに関連するLearnコンテンツの拡充

9つの次のアクションと、アンケートの規模

記事の「Takeaways and next steps」には、次のアクションが9つ並んでいます。要点は、リリースをライブイベントに結びつける前に影響を検討すること、キックオフコールの継続、エディターUIの変更をドキュメント・サポートの貢献者に早く共有すること、dev noteの書き手を増やすこと、自動化できるリリース作業の調査、ホスティング事業者と組んだbeta/RC期間のテスト、複数領域を追える貢献者を分かりやすくすること、Learnコンテンツとの連携、リリース期間中にプラグイン・テーマ側の懸念を取り上げる方法です。

一方で、回答数の少なさには注意が必要です。今後のsquad参加意向のアンケートでは、「参加経験があり、また参加したい」が25%、「未経験だが挑戦したい」が50%、「参加経験があるが近いうちの再参加は考えていない」が25%でした。記事のコメント欄では、回答が4件だった点が指摘されており、筆者は、1人の回答でも今後に役立つと答えています。回答数が少ない以上、この数字を、コミュニティ全体の傾向として読むことはできません。

翌週に始まった、ロードマップへの意見募集

同じMake WordPress Coreに、2026年10月26日付で、リリースロードマップについての意見募集(Release Roadmap Survey)が投稿されています。各リリースで公開されるロードマップの投稿は、計画中の作業を共有し、貢献の機会を示すためのものです。回答期限は11月16日までで、コアの貢献者から、プラグイン・テーマの開発者、ホスティング会社、一般ユーザーまで、誰でも答えられるとされています。ただし、コメント欄には10月27日付で「it is closed for now」という書き込みがあり、本文の期限と食い違っています。受付の状況は、リンク先のフォームで確認する必要があります。

開発者が先に準備できる2つのこと

編集部の見方では、この振り返りから開発者が準備できることは、2つに絞れます。1つ目は、自分の関わる変更で、dev noteの対象になるものを早めに把握しておくことです。提案どおりなら、dev noteの書き手は変更を入れた開発者本人になります。2つ目は、beta/RCの期間に、自分のプラグインやテーマを確認する習慣をつけることです。ホスティング事業者などを巻き込んだ、より広いテストが提案されている以上、拡張機能側の動作確認の大切さは、今後さらに増すと考えられます。ただし、これは提案を踏まえた編集部の推測で、決まった運用ではありません。

最後に、これは確定した方針ではなく、アンケートに答えた少数の意見をもとにした提案だという点を、もう一度確認しておきます。実際の進め方がどう変わるかは、今後のMake WordPress Coreの投稿で確かめるのが確実です。

出典

2026年10月27日時点の情報です。

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